スラッジ固着低減タイプ オートフラッシュ(Auto Flush)
工作機械用回転継手(ロータリージョイント)で最も重視している信頼性技術の一つとして、継手(ジョイント)内のスラッジ固着を低減し、回転継手(ロータリージョイント)の寿命を延ばすオートフラッシュ(Auto Flush)を紹介します。
オートフラッシュの紹介動画
一般的なロータリージョイントとリックスが開発したオートフラッシュ(Auto Flush)機能を
搭載したロータリージョイントとの比較動画を紹介致します。
この機能は、リークを引き起こす最大の要因である
「クーラントに含まれるスラッジによる開閉動作不良(固着現象)」を劇的に改善する新技術です。

一般的な回転継手(ロータリージョイント)について
摺動部のスラッジの固着について
一般的な回転継手(ロータリージョイント)は、クーラントが循環使用されているため、微小なスラッジなどの異物を含んだものが多く、連続してクーラントを供給する過程で、ロータリージョイントの摺動部にスラッジが堆積固着し、漏れトラブルの原因に繋がります。
トラブル要因について
回転継手(ロータリージョイント)の漏れトラブルの内、固着トラブルは実に6割を占めています。
オートフラッシュ付の回転継手(ロータリージョイント)について
スラッジの固着の抑制について
固着トラブルは回転継手(ロータリージョイント)の摺動部にスラッジ堆積固着によって発生致します。
これに対し、リックスのオートフラッシュ(Auto Flush)は至って簡単な方法でスラッジ堆積固着を解決します。
メイン流路と摺動隙間部を連通する穴を設けて、メイン流路を通過する流体の流速によって生じるエジェクタ効果によって、摺動隙間からメイン流路への流動を誘起することができ、摺動隙間にスラッジが侵入しても堆積することがありません。
一般的な回転継手(ロータリージョイント)とリックスの回転継手(ロータリージョイント)の違い
一般的な回転継手(ロータリージョイント)はスラッジが堆積固着しますが、オートフラッシュ(Auto Flush)を機能を持ったリックスの回転継手(ロータリージョイント)はスラッジの堆積を抑制し、回転継手(ロータリージョイント)の寿命を延ばします。
リックスはこの技術は特許を取得しております。(特許第5063804)
製品情報
ロータリージョイント
(回転継手)
- 水/温水用高速タイプ(一般産業機械向け) LC型
- 高温用高速タイプ (一般産業機械業界向け) LCH型
- 半導体業界向け
- クリアランスシールタイプ MFC型
- マルチフロー(複数ポート)用 MF型
- ゴム・タイヤ業界向け NB型
- 製紙業界向け V型
- 鉄鋼業界(連続鋳造設備)向け CB型
- 鉄鋼業界(連続鋳造設備)向け J型
- スピンドルスルー用 高圧・高回転タイプ ESX20V-Lシリーズ
- スピンドルスルー用 高圧・高回転タイプ ESX20M-Lシリーズ
- スピンドルスルー用 中空モーター対応 ESX20M-S,Eシリーズ
- スピンドルスルー用 小型タイプ ESX20M-Tシリーズ
- スピンドルスルー用 ベアリング内蔵タイプ LX84V,86Vシリーズ
- スピンドルスルー用 ベアリング内蔵タイプ LX84M,86Mシリーズ
- スピンドルスルー用 ベアリング内蔵 高圧・高速回転タイプ LX88Vシリーズ
- 旋盤チャック用 1ポートタイプ LA1Pシリーズ
- 旋盤チャック用 2ポートタイプ EES-2P03
- ボールねじ軸心冷却用 メカニカルシールタイプ ES50シリーズ
- ロータリージョイント&スイベルジョイント
- スラッジ固着低減タイプ オートフラッシュ(Auto Flush)